今回おススメするこの書籍は、ブッダの教えを現代人にわかりやすく伝えた本になります。

 

実際にやってみた感想ですが、邪念を無くす練習の本です。

 

たとえば、イライラして嫌いな相手の事ばかり考えてしまったりする事などをやめるための考え方です。

悟りとはこういう事なのか

試しに私が読んで内容を実践した時の考え方です。

 

これが無意識にいつもできれば、悟りと言えるのでしょう。実際客観的に自分を冷ます方法としてかなりシンプルで有効な方法だと思います。

 


 

相手に嫌なことをされる

考えたくないのに嫌いな相手の事ばかり考えてしまう=相手へ執着している

相手にされたことに対してイライラしている(反応している)自分に気づく。

気づいた自分が「相手がなぜそうするのか」といった、推測の域を出ない他人への判断をやめる。

 


 

本書はこれを詳細に説明し、具体的な方法も書いています。

 

要は起きた目の前の出来事だけ解決して、それ以外は考えないことです。

 

起こった出来事をそのまま受け入れるだけであり、感想や考察はいらない。ただ事実を見るだけ。

 

こういう事だと思います。私はまだ修行不足で執したり、判断してしまいますが。

 

この考え方は思考停止ではない

 

この考え方は、あくまで思考停止ではなく、「考えても分からないことは考えない」という事です。それは妄想だからです。

 

相手が怒って何を考えていようとそれは分からない。しかし、相手が起こした事が自分に関係があるなら、事だけを対処しよう。「それ以外は相手が語らなければわからない、だから今自分が考えている相手の気持ちを推察するという事をやめよう」という合理的な選択です。

 

相手が本当にそう思っているのかは、相手が語らない限り分かりません。私が考えているのは相手の気持ちを推測しているだけ(自分の妄想)だから、その妄想をやめようというだけです。いわゆるスルー力ですね。

 

ちなみに筆者は運動をして体の感覚に集中することで、心の掃除もできると言っています。これは運動がもたらす効果でもあります。かのゴーダマ・シッダールタも武術の達人だったようですし現代でも通じるんですね、ブッダの教えって。