遺品整理は大変

後日、始まったのは遺品の整理と相続手続きです。

 

遺品整理は特に大変でした。築50年以上の家です。母や叔父が生まれ、育った家であり、祖父母は物を捨てられない人でした。

 

結果的に、2年後に業者に依頼して協力してもらい、2トントラックを2往復して大分減らしましたが、一人で遺品整理を始めた当初は心が折れました。

 

当初は大体2~3か月はコツコツ一人でやっていましたが、終わりが見えないのです。大きなものだけならともかく、細かいものまで一人で朝から晩まで行うのはすごく大変で、来る日も来る日もずっと作業。ノルマもなければ時給もない。だらけ出したらやらなくなりました。

 

また、この頃から近所の方たちの陰口もポツポツと始まりました。私は家の窓を閉めて作業をしていました。身内を皆亡くした上、子供の頃から信用していた近所の方々からの誹謗中傷まで受けて自分の心から何かが漏れていくような、そんな錯覚を感じていました。

 

ちなみに2021年6月現在は、生前家族がコレクションしていたお金になりそうな遺品は手元に置いてあり、買取に出したりメルカリで販売したりして減らしています。食費は賄えている状態です。副業として物販のノウハウも身に付きますし、収入は不安定ですが、生きている実感があります。投資信託や株式取引の報酬も入り、時々応募する短期バイトなどでバイトをしたり、生活だけなら今のところ問題ありません。他にもいろいろと学んでいる最中です。

 

相続手続きも大変

そして遺品整理を進めると同時に、相続関係の手続きも進めました。

 

まず、初めに行ったことが、遺産相続の情報整理です。具体的に何をすればよいのかサッパリ分かりませんでしたので、ネットで色々検索していたのですが、サイトによって文体やポイントが異なり、全く知識がない状態では混乱するだけでした。

 

だから私は、まず最初に行ったのが、遺産相続に関連する何種類かの書籍を書店で立ち読みし、自分が読みやすく、分かりやすいものを買い、家で読んで情報を整理しました。

 

私が買った書籍はこちら。私は相続人ですが、甥にあたるため、手続きが子や孫と異なる特殊な事例なので、何の知識もなくネットで調べても、さっぱり頭に入ってきませんでした。この書籍はとても時系列で分かりやすく、書き方の例も載っており、基礎知識をしっかり身につけるのに大変便利でした。

 

 

土地家屋の相続関連は父が知り合いの司法書士に依頼しました。この手続きは自分で手続きをすると膨大な量の知識が必要で、パンクします。手続き完了には1か月以上の時間がかかります。気長に待ちましょう。

 

多少はお金がかかっても司法書士に依頼することを強くお勧めします。個人でやろうとすると下手をすれば司法書士に依頼するより多くのお金がかかりますし、書類抜けの心配もあります。(現地に行く必要があるので他県などの場合は旅費がかさむ。)

他に相続人がいる場合もトラブルの元になるし時間もその分かかります。依頼して待っている間に他の手続きをしている方が遥かに楽だし有意義です。

 

それ以外の手続きで相続人がすることを簡単にまとめました。人によってはこれ以外にも行う必要な手続きがあるので、参考までに。

 

  • 入院していた病院への死亡までの入院費の支払、担当医師へ死亡診断書の依頼
  • 故人のクレジットカードや各種の契約の解約(主にケータイ電話や支払い、銀行口座関連)
  • 故人の生命保険の手続き(個人が生命保険に入っていた場合、保険会社に連絡して受け取りの手続き)
  • 市への死亡報告、遺族年金の手続き(私の場合は叔父が65歳以上ではないため、継続した遺族年金ではないが、一度だけ約2万円支払われる。)
  • 自身の住民票の取得、生活関連の住所変更など(私は他県で暮らしていたので引っ越しのいろいろな手続きが必要だった)
  • 49日の打ち合わせ(卒塔婆や位牌への戒名伝えたりで、葬式用品の会社や住職と色々決めます)
  • 故人の友人の訪問や問い合わせへの対応(線香を上げに行きたい、形見分けなど)
  • 遺品整理
  • 相続税の支払い(期限があるのでそれまでに絶対に行う。期限を超過するとさらに超過の罰金を取られるので絶対に行う事!)

 

便利な道具を紹介

手帳やメモは絶対にあった方がいいです。他の用事も重なると情報量の多さに混乱します。書き出して終わったらチェックを入れるなど、完了したことと完了していない事をいつでも確認できるように1冊持っていた方がいいです。便利です。そのため、月間ページ、週間ページ+メモページ、さらにフリーページが60ページあってメモがたくさんできて、持ち運びもジーンズの後ろポケットに入るほぼ日手帳WEEKSがおすすめです。

 

他の手帳に比べると少々高いですが、私が今まで使用してきた手帳の中で一番使いやすく、便利でお気に入りです。「安物買いの銭失い」をするくらいなら、少々高くても気に入った手帳を使うことをお勧めします。

 

2015年の当時実際に私が使用していた手帳と上記で紹介した書籍(相続税に関しての法律が変わったので改訂が何度か入って表紙が現在と異なる)。2015年は相続税の上限引き下げがあり、私も相続手続きで相続税を多めに払うことになった。

手帳

 

聞いた情報の整理、自分で考えたこと、いまいちよく分からず、モヤモヤしている手続きの仕方、相続税の計算、よく使う用語の書き出し(いちいち書籍を開く手間になりそうなこと)、この手帳1冊に全て収めていました。カフェに行ってコーヒーを飲んでリラックスしながら、今後の手続きや行くべき場所の整理などをしていたのを覚えています。

 

載せられそうな情報だけ抜粋(個人情報多いし字が汚いので)。生命保険の受取に必要な書類の書き出しです。週間ページにはやることを書くtodoリストとして使用していました。その時聞いた話や必要な手続き先への電話番号や住所なども記載していました。

書き出し

 

実体験だから言えることですが、2週間くらいは仕事やバイトなどをせず集中して手続きを終わらせた方がいいです。長引けば長引くほどめんどくさくなります。バイトや仕事をやりながらやる事ではありません。頭と心の整理が追いつきません。一つずつ片付けましょう。

 

相続税に関してはいくら調べても不安だったので、税務署に行って相談して、書くことを教えてもらいながら行いました。

 

2,3度書類を持って行って提出できるように修正部分を教えてもらい、提出して完了しました。

 

注意すべきことは相続税の期限と故人の支払い

やることがたくさんあるので混乱するかもしれませんが、意識するのは相続税の支払いと故人の生活の支払停止(スマホやインターネット、クレジットカードなどの停止、)です。特に相続税の支払いができる条件を満たせば必要な手続きは全て終わっている状態なので、特に相続税の手続きの期限超過には要注意。法律が関わっている事は早めに終わらせておく事をお勧めします。

 

特に遺族年金などは役所に詳しく聞いた方がいいです。(期限は2年もしくは5年。相続者と故人の関係による)

私もこの件は詳細に役所などに相談したかったのですが、私はご近所さん方のいじめで心が壊れてしまい、自分が立ち直るまでそれどころではありませんでした。(一応2万円ほど一度だけ支払われましたが、厚生年金について聞けなかったので役所にもう少し相談しようと思っていた。)そのため遺族年金の期限が過ぎてしまい、もう取り返しがつきませんが、皆さんがもしも相続を経験するならすぐ相談して納得した方がいいです。あとで後悔します。

 

ともかく、生活に支障が出ては困るので、50万くらいは亡くなる前に引き出させてもらいましょう。個人の口座を凍結されて、入院費や仏壇、位牌の作成依頼費用が払えない、生活費がなくなってしまうなど、相続までに起きるトラブルはあると思います。(実際私は生前に数十万引き出させてもらっていたので、自分のそれまでのバイト代と合わせて引っ越してきた直後でも手続きが終わるまで困りませんでした。)

 

相続直後に私が経験した実際のトラブル

相続のため母の実家に引っ越してきたのですが、前の住居の管理人から(当時の私が)タバコを吸っていたので壁にヤニのにおいが染みついていて、壁紙の張替え工事が必要とのこと。)次の入居者に貸し出すために張替えが必要と言われ、7万円近く請求が来ました(交渉して3万まで減らしてもらいましたが)。

 

このように退去後に問題が発覚してその分の住居の弁償が発生することもあります。

 

一応引っ越してくるまでのバイトで10万近くは貯まっていたのですが、食費や交通費で消えていきました。そのため、相続前に引き出しておいたお金で、手続きが完了するまでやりくりしながら相続や自分の引っ越し後の作業に集中できました。

 

自分が予想していなかったトラブルによって意外な出費が出るので、自分の手持ちのお金が少ない場合は生前に引き出させてもらった方がいいです。

 

そしてカテゴリ「引きニート日記」に続く

そしてこの頃にはすでにご近所さん方からの私の家の近くでの陰口や難癖、あいさつ無視などが始まりました。

 

身内を県外の父以外すべて亡くし、生まれ故郷である現在の土地へひとり戻ってきて、母の実家と叔父(今まで受け継いできたもの含む)が残してくれた遺産を引き継いだ私を待っていたのは、祖父母の代からの付き合いがあり、相続前から近所づきあいをしていたご近所さんたちからのいじめや差別の毎日でした。

 

私の心は少しずつ蝕まれていきました。そして「引きニート日記」に繋がっていきます。

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