ITパスポート試験は浅く、膨大な範囲の勉強が必要

ITパスポート試験を受験した方ならわかると思いますが、とにかく範囲が広い!

 

出題する問題は基本的なものですが、範囲が膨大なのです。IT関連の会社のプロジェクトの流れ、経営、セキュリティ、AIにシステム監査、CPUやマザーボード、論理演算から2進数など、とにかく膨大です。

 

書店でITパスポート試験のテキストを手に取ってみてください。どれも500ページ前後のテキストです。・・・勉強始めた時の心境は以下の記事です(愚痴ってます)。たとえるなら学生の期末試験の全教科の範囲の基礎を一つのテストに凝縮したもの。それがITパスポート試験と言えます。

 

ネット上では簡単だの1週間で合格だの言われていますが、全然簡単ではありません。合格率50%の国家試験だけあって厳しいです。ネットのブログの言葉を鵜呑みにすると受験料を無駄にしますよ。

 

私が言うのもなんですが、私はそのようなブログや記事を見て油断していたと言わざるを得ません。無意識に簡単だと刷り込まれていたのが、バイトから帰ってきて疲れた時は勉強をサボリ、遊んでしまう事もあったのです。

 

ブログで「ITパスポート試験は簡単だ」と言った人と、私自身が同じ頭の出来ではないという事です。学歴も異なる人間なのだから、同じ基準なわけがありません。

 

もしも私が1週間の勉強で受かるか?となったら、まず受からないでしょう。

 

アプリで過去問をひたすら解いた

私が使用した参考書がこちらです。

 

 

 

ただし、ほとんど参考書は利用しませんでした。基本はyoutubeで他の解説動画を見ていました。イラストを利用しているのでイメージもしやすく、分かりやすいからです。

 

参考書には、独自の問題集へのリンクがついており、そちらの問題集を全て解いて、ほぼ暗記していました。

 

動画の中で試験に出そうなところは手帳に書いて、布団で読み返したり、スキャンしてPDF化し、スマホを見ると言った形で仕事の昼休みに復習したりしていました。

 

それ以外にもアプリで問題集が無料でダウンロードができるので、過去問をひたすら解いていました。

 

計算問題は完全に捨てていい

私は元々計算問題が苦手で、それでも計算方法を解こうと暗記しようとしていたのですが、どうしても解けないので、「当日に解く余力があったら考えよう」と考え、途中から一切勉強しませんでした。

 

ITパスポートは英単語を暗記するのが大事

ITパスポートは英単語の試験に近いです。ほとんどの分野で略語(BYODやSCMなど)が出ます。計算問題が苦手なら、暗記一転に絞っていいでしょう。

 

当日私は、時間の余裕ができた時に計算問題に時間をかけました。なので、計算問題は最初から勘で答えて、後から解いてみる事にしました。

模試と睡眠の重要性

最低でも試験の2週間前には、パソコンで本番環境を再現した過去問の模試を一度受けることをおススメします。これを受けていなかったら私は合格点に達していませんでした。

 

当日、100問を120分で、PCのマウスを使い、クリックしていくのですが、初めて模試をした際、刻一刻とタイマーが減っていく焦りから、覚えた問題が解けなかったり、とにかくひどい状態でした。私の場合は1週間前に模試を受けたのですが、たった4割しか得点が取れない結果でした。

 

そこから必死に暗記科目に集中してギリギリ合格点に到達しました。

 

前日は睡眠を取る事重視

前日はバイトだったので、家に帰ってきて夕飯を食べ、風呂に入って、22時には布団に入りました。勉強はバイトの昼休憩に50分やって、それ以降は一切やっていません。大体8時間前後は睡眠をとりました。

 

結果、当日に朝早く起きて復習し、本番会場へ向かいました。

 

そして睡眠をとったおかげで頭の体力(いわゆる頭を使った後のやる気)が十分みなぎっていて、試験中に集中力を発揮し、冷静に考えて判断したり、思い出すために時間を使えたりと、集中力を持続できました。おかげで、気持ちよく問題に取り組むことができました。

 

暗記問題がほとんどなので、これ以上考えても分からないし、自信のない時は解答を変えない方がいいと思っていたので、「やりきった」と確信しての途中退出でした。

 

結果、なんとか合格しました。

 

試験当日は勉強よりも体調を重視しましょう。精神状態に思考力が左右されるからです。精神に余裕を持たせるにはどうしたらいいのか、それは十分な睡眠をとる事です。

 

若い頃は「睡眠より勉強」を取っていましたが、40近くなった今、睡眠が重要だと改めて実感しました。

試験当日の注意

私の受験した試験場所なのですが、めっちゃくちゃセキュリティの厳しい場所でした。

 

基本的に身分証、受験表の書いた用紙、受験時の注意書以外の持ち込みは禁止。全てロッカーに預けると言った感じです。

 

試験会場は説明を受けるために、20分前には到着していなければなりません。早めに出て正解でした。睡眠をとっていたからこそです。

 

絶対受かる!という気持ちを持つ事

特に私は資格試験を受け始めた時から考えていましたが、「俺なら一発で合格できる!」と自分に言い聞かせていました。

 

結果的に一発で合格しました。1月17日に申し込んで3月5日に試験。それまでにフルタイムのバイトをしながら勉強です。

 

気持ちがずっと前向きだった事もあり、願った未来を引き寄せたのかもしれません。試験に勉強した範囲が多く出題されました。

 

自分を信じる事が一番大事

勉強を始めた当初は、途方に暮れていましたが、結果的に受かりました。

 

こんなの無理だと心境的に泣きそうでしたし、なんでこんな事やってるんだろう?と思っていました。それでも進み続けた結果、合格しました。

 

自分の心の中の「お前には無理だ」という浮かんでくる気持ちにずっと「無理かどうかはやってみなければ分からない!」と言い聞かせていました。

 

挑戦するだけでも、挑戦する前の自分よりちょっと成長します。資格試験に挑戦しなければ、知らないままだった知識で止まっていたからです。

 

結果的に合格してもしなくても、「挑戦することが大事な事だ」と私は考えます。