6年近くほぼ引きニート化した私が、現在は時々バイトをするくらいまで状態が戻りました(現在も他の案件で短期の仕事中)

 

実際に私が実践した事と実感した事を書いています。参考になれば幸いです。

 

体を鍛える

一生使える考え方です。体を鍛えてください。すぐには効果が出ませんが、2週間くらい無理をせず、徐々に筋トレを続けていけば、変わってきます。

 

私は体を鍛えた後、郵便局の年末年始の年賀状の区分け3時間のバイトからまずは復帰しました。

 

その後、夏のお中元バイトで宅配物の仕分けバイトをした際に、自分の筋トレの効果を実感したのです。これを実感すると、働くこと自体が楽しくなってきます。

 

引きニートの外出時に絶対すべきこと。

  • 必ず吐き気止めと水を持っていく。(私は初出勤の際は必ず太田胃散をバッグに入れています。緊張と情報量で人混みに酔う事があるからです。吐き気止めはコンビニでも買える所があるしおススメです)
  • 必ず外出前にシャワーに入って体全体を洗うこと。(本人自身はあまり気にしないのですが、それ以外の人の匂いはかなり不快だったりします。体をきれいに洗って外出すれば、余計な事で傷つく頻度も可能性も減ります。)夏はジョギング行くのも含めて3回シャワーに入る事もあります。汗でベトベトだと家の中も臭くなりますし。(引きこもり時代は匂いに鈍感になりがちなので気をつけた方がいいです。)

 

私は現在でも新しい場所の初出勤時には太田胃散をリュックに入れていますが、使っていません。短期バイトを何度か繰り返して、自分が思っているほど酷い事態になったことがないからです。仕事が始まれば時間まで頑張るだけなので、心理的な抵抗がだいぶ薄れます。

 

 

体を鍛えてから社会に復帰するメリット

  • 体力がつく。(仕事が終わっても余裕があるため、他のバイトの人への優越感がある)
  • 頭の回転が早くなる(日頃から運動していることで全身の血流が流れる量が増えるので、頭の回転も速くなる)
  • 心が強くなる(ちょっと叱られても、気にしなくなる。)
  • 自分に自信がつく(体が健康になるため。男性の場合、特に胸元から肩回りの形が変わってくる。)
  • 再び無職に戻っても、また働きたくなってくる。
  • 向上心が生まれる。
  • 副産物として料理など、他の物事にも興味を持つようになる

 

 

タバコやお酒を止める

私も父も長年タバコは吸っていましたが、父は60代前半の頃、心臓の手術をしました。長年タバコを吸っていたことで、血管がボロボロだったのです。、足の血管の一部を移植して生き永らえました。

 

私はこの話を聞き、タバコを止めました。引きニート中の話ですので、現在までタバコを止めてもう4年になります。

 

ちなみに私と仲の良かった会社の先輩も、同じ手術をしたそうです。浜松に帰って会った際に聞きました。先輩曰く「命がかかればタバコは止められる。」とのこと。

 

今はタバコを買わない分、お金に余裕ができたのか、毎日楽しそうですし、働いている頃も節約していて観光地では一切何も買わない人だったのですが、観光地の露店のアイスを一緒に食べるくらいには余裕があるようです。個人的に嬉しい変化です。

 

私は時々お酒を飲みますが、体のことを考えるとあまり飲まなくなりました。筋トレが無駄になるからです。とはいえ、飲みたい日もあるので、筋トレをしない日に飲んでいます。

 

 

 

6年引きニート化していた私の実体験

 

私は年末年始の郵便局の年賀状のはがきのバイト区分けで3時間働きましたが、とても余裕がありました。その後、他のことにも挑戦してみようと夏の宅配物区分けのバイトをしてみました。フルタイムの約8時間です(うち1時間の休憩と10分の休憩)

 

そのバイトでは、学生や主婦が短期の間の稼ぎに来た人もいれば、リストラに遭って次までのつなぎに働きに来た人もいました。私のように引きニートの人もいました。様々です。

 

そしてバイトが終わった時、皆さんとても疲れてゲンナリしている方もいれば、始まった時と変わらないテンションの若い方もいました。私は彼らの観察ができるほど余裕がありました。そして実感したのです。「6年ぶりに働いたけど、社会に通用するじゃないか!」と。

 

私自身の体感でも20代の頃より、40歳間近の現在の私の方が明らかに動きが良いし、体力もあるのです。筋トレやジョギングの成果を実感しました。「ここまで違うのか!ここまで変わってくるのか!」と自分に自信がついたことを実感したのは、とても大きな喜びでした。

 

私は現在は派遣会社に登録して、興味の出た仕事内容のものを選んで時々働いていますが、様々な経験も増えるし、お金も入るし一石二鳥です。6年引きニートしている頃に比べたら、働いている分、遥かにマシです。自由に使えるお金もありますし。

 

そもそも6年の空白期間があるので、とっくに学歴も職歴も論外なので、自由に生きられて問題がありません。気になる職種があれば、正社員の応募をしてみる選択肢もあります。老後にどうなるのか不安はありますが、今から考えても仕方ありません。何もしないよりか、出来る事を増やしておいた方がスタートラインの位置からして異なります。

 

一緒に働いている現場の人からすれば、仕事さえちゃんとやってもらえればあとはどうでもいい事ですから、彼らはたいして学歴も職歴も気にしません。

 

イジられても仕事が終わるまでのただの雑談で、彼らも本気で貶そうとも思っていません。

私自身も学歴と関係なく、自分の体つきと鍛えてきた自負があり、「人間という種族のひとつの個体」として、身体能力が他の個体に負けていると感じないため、後ろめたくもありません。実に気楽です。

 

世間一般からも、ずっと働かずにいたという人と、定期的に働いていた人では、心証も明らかに異なります。

 

 

変な噂を流す近所の人たちもコソコソするようになる

相続後の私に対して陰口や難癖をつけ続けた近所の人たちは、自分と同じ働いていない私を毎日貶しているただの無職と変わりません。私がまた短期バイトを終えるたびに貶し始めたりしていました。

 

そんな事をしているご近所さんたちはどうなったかというと、もはや周りから相手にされなくなりました。

 

他人や他の出来事を貶すくせに、自分自身は変わろうと努力も行動もせず、都合が悪いと他者のせいにして逃げたりはぐらかしたり。おまけに世間知らずで自分の知らない事は見向きもしない、考えもしないで自分の妄想だけで相手の生き方を悪だと決めつける。

 

挙げ句、子供や周りの住民のためと、いわば世間を「盾」に使って(本音は自分が嫌だから排除したいという理由だが、考えないように本音すら自分自身に偽っている)、「盾」を構えて陰から文句だけをつける。(これこそ本音と建前)

 

そんな人は誰からも信用されないし、関わりたくありません。当たり前の話です。

 

私自身も短期のバイトが終わって、再び期間が空いて悪口が始まっても、気にしなくなりました。「俺が短期バイトをしている間、あんたらは何やってたの?俺が働いていても働いていなくても、いつもと変わらず俺を町から追い出す相談や悪口?・・・結局文句を言えればなんでもいい暇人なんだな。」としか思いません。相手にしなくなりました。

 

実際この人達は若いうちに財産を相続した私の存在自体が嫌なのでしょう。私の祖父母が生きている時は陰口や難癖などつけてこなかったのですから。この近所の主婦たちは結局は「そういう人間なのだ。」と分かったのでもう二度と関わる気はありません。あの歳で変わるなど無理でしょうから。

 

短期バイトが正社員と比べてくるかもしれませんが、気にしなくていいと思います。そもそも相手を貶す人間性に問題があるからです。

 

もしも相手が粘着してくるなら、もう相手にしない方がいいでしょう。自分が見下されたり卑下されたからって、その悪意をわざわざ心に受け入れる必要はありません。問題があるのはそういう事を言う相手の方です。

 

 

筋トレで人生が変わるというのは本当の話

筋トレで人生が変わるというのは、私の結論から言いますと「本当」です。

 

ちなみに私は毎回週三回、何回などと、回数や頻度を決めて筋トレをしていたわけではありません。自分のしたい時にしているし、特に決まりを守らなくても続けていました。半年以上空いたこともあります。

 

それでも体つきは変わってくるし、体力もついて毎日外に出かける事が楽しいです。子供の頃はアウトドア派だった私は、インドア派になり、そして現在は両方とも楽しめるようになりました。

 

無職の空白期間を経て、結果、私が実感したのは社員でもいろいろな人がいて、真面目にやる人、怠惰な人、責任を放棄する人などいたりします。正社員とバイト、パートの区別なんて、ただの言葉でしかないという事も実感できます。だから「自分が無職の空白期間があったとしても、負い目を感じる必要などない」と断言します。仕事の現場には「今の自分」が必要だからです。

 

信頼されればその分、仕事も増えますが、自身の経験値になっていきます。特に責任感という意味で、履歴書に書ける内容も増えていきます。派遣会社からもいろいろな仕事を紹介されるようになります。いろいろな道が増えるのです。

 

気づいてふと振り返ったら、「人生って、こんなに自由だったんだな。」と思う日が来ます。

 

仮にクビになったとしても、また無職から始めればいい。筋トレを始めた半信半疑のあのころの気持ちから一歩ずつ始めればいいのです。

 

私は筋トレをしていたからこそ、クロスバイクに興味を持ったし、新たな趣味にもなりました。ジョギングを時々していたからこそ42.195キロを人生で一度は完走するという目標も生まれました。

 

引きニート時代の趣味に追加で新しい趣味が増え、履歴書に書くことも困らなくなりました。筋トレ自体、「継続的な努力をしている」「自身で目標を決め、行動し、達成している」という動かぬ事実にもなるので、履歴書に書いても問題ありません。なにより現在の体がその証明をしています。

 

引きニート時代にしていた趣味のゲームも、映画も全部、何も捨てずにどんどん新しいやりたい事が増えていき、人生が充実しているのを実感します。今年は好きなゲームが多いのでゲーム年になりますが、それでも筋トレやジョギングはしています。

 

何かを得るたびに何かを捨てる必要などないのです。「何を優先するか」の選択肢が増えるだけです。

 

実に人生が充実していると感じて、毎日が楽しくてしょうがありません。短期バイトでも働いているというだけで、世間からの冷ややかな視線も、マイナス1から0,もしくはプラス1くらいにはなるので、精神的にも楽になります。

 

後はやってみたい仕事の面接に応募してみたりして、いろいろ試していけばいいのです。

 

皆さんも脱・無職をして、短期バイトをしてみてはいかがでしょうか?少なくとも、ずっと無職をしているよりも、自分も世界も変わります。