前回、ストレスが許容量を超えた話をしました(単なる愚痴ですが)。せっかくなので、私の具体的なストレスの見極め方と解消方法の紹介に利用する事にしました。参考になれば幸いです。

 

今回は、上記の記事を書いた後に実践した私の具体的なストレスの乗り越え方を紹介します。

 

 

ストレスの具体的な見つけ方

今回私は暴れたくなりましたし、しばらくイライラしていました。分かりやすいストレスでした。普段はストレスだと感じても、そのまま気づかない事もあります。

 

では、ストレスに自分で気づく方法は何かというと、「10分以上、たったひとつのネガティブな事を考える」です。10分以上も答えが出ない一つの事を考えているというのは、「形にはなっていないけど何かが引っ掛かっている」という事です。

 

思い出してみてください。普段はたった一つの日常の一コマに、そこまで思考する時間をかけないはずです。

 

この引っ掛かりを放置するとどんどんストレスが膨らんでいきます。空いた時間にでもなぜ引っかかっているのか、メモ帳などに書き出してみましょう。私の場合はまず文字にします。

 

「なんか引っかかる。」という一文を書くのです。そうする事で「何が?」という自問が生まれます。そこで、考えるのです。

 

相手が言った言葉なら、相手が言った言葉(もしくは聞こえた言葉)を書き出してみるのです。そしてこれは妄想でも構いません。聞こえた「と思った」、この人達なら言う「と思った」言葉でもいいのです。誰が言ったなどの証拠探しではなく、自分の頭の中に発生したモヤモヤした霧の正体を、見極めるための行為だからです。だから、日頃の中でいつか言われて思い出した言葉でも構わないのです。

 

ストレスとは、頭の中でモヤモヤする霧が集まって、大きくなったものだからです。いわば雲のようなものです。雲は手で掴むことはできませんが、目で見れば白い雲なのか、それとも黒い雨雲なのかはわかります。そして対策も雨雲なら傘をさすなどの対策を取れます。まずはストレスの正体を見極めるのです。

 

 

私のストレスの乗り越え方

  1. 「自分がストレスを感じている」と自覚する。
  2. 分析し、書き出すことで心の中のモヤモヤを文章という形にする。(私の場合は上記の関連記事がそうです。普段は使い捨てのメモ帳でやっています。)
  3. 対策としての行動をする。(私の場合は筋トレ、運動。今回は筋トレ+野菜を食べました。)
  4. 自分の手でどうにもならないなら専門家(カウンセラー)に相談する。

 

 

この手順、悪霊の封印の仕方と似ています。(陰陽師並感)

 

悪霊の封印は、

  1. 悪霊を引っ張り出し
  2. 依り代(人形などの呪物や神聖なもの)に悪霊を収める。
  3. 封印を施す。
  4. 年月をかけて力を弱めたり、定期的に管理して封印などが緩まないようにする。

 

 

上記のように、戦法を身につければ、悪霊もストレスも恐るるに足らずです。数をこなせばうまく制御できるようになります。

 

ストレスの発散は、形がないもの(頭の中で抱えたストレス)に形を持たせ(文章化したもの)、それを霧散するために行動する(運動、読書など)。

 

こうしてみると、私が受けたストレスとは悪霊です。「他人の悪意」というものを受けて自分の中で膨らんだことで、私は精神の調子を崩しました。動じなくなれば、また一つ私の精神は成長する事になります。

 

こうして考えると、これは神の試練と考える事は、あながち間違いではない気もします。

 

 

ストレスに対するNG行動

  • ストレスをそのままにする。(イライラしているのに頭の中でモヤモヤしたまま放置する)
  • 他人に八つ当たりをする(人間関係が壊れるだけで、何も得はありません。)
  • 暴飲暴食をする(体調を崩すので新たなストレスが体に発生します。結果、病気になります。)

 

ストレスに対して上記の行動は絶対に取らないようにしてください。

 

一時的に「良くなった」と錯覚するだけで、実際にはストレスは溜まり続けています。ある日突然、些細な事で爆発したり、鬱になったりと気づかないうちに心を蝕まれています。

 

ストレスは解消、発散するものです。人を利用すればその人へ自分のストレスを移すだけで、何も解決しません。それどころか人間関係に亀裂が走る原因になり、さらなるストレスや問題を呼びます。

 

なるべく自分の力でストレスを解消、発散できるようになりましょう。自分の行動に自分で責任を取る事なので、精神の自立にも役立ちます。しかし、いざという時は素直に友人やカウンセリングにも相談してみましょう。一人で全部解決しないといけないわけではありません。

 

 

暗い感情に対抗する手段

ストレスが溜まると暗い感情が心を支配するようになります。ストレスの比率が多くなるおt、ネガティブな思考に際限なく発展します。では、このストレスという暗い感情に対抗するにはどうしたらよいのか。

 

それは明るい感情です。「好意、愛、感謝、笑い、感動」などの心が温かくなるものです。

 

私は今回、筋トレをして発散し、トマトを食べました。トマトの栄養を考え、丸かじりした時の歯ごたえを考え、こうしておいしい野菜を食べられることを嬉しく思いました。

 

自分の体を作る存在に感謝をする。今回は筋トレと食べ物への感謝でストレスが薄れました。

 

ストレスへの対抗手段を多く持つと、毎回対処法にも飽きないし、対処することにも前向きになれるので、物事に恐れず挑戦する意欲が湧いてきます。自然と楽観的で前向きな性格になっています。

 

ちなみに私は子供の頃はトマトが嫌いでした。今はトマトを丸かじりできるようになりましたが、私が好き嫌いを克服したのは現在の我が家で母の死後、叔父が私のために料理を作ってくれるようになってからです。私は好き嫌いがあっても自分のために作ってくれたものを残すわけにはいかないと、嫌いなものも何も言わず食べ続けたので、今では嫌いなものでも食べられるようになりました。自分から栄養を考えて買って食べる事も出来ます。

 

料理を作ってくれた叔父への感謝、自分の体を作ってくれる野菜の栄養への感謝。考え方次第でいくらでも自分の周りには明るいものが存在するのです。

 

暗い闇に対抗するのは明るい光。これはどこの国のおとぎ話やファンタジー小説を見ても同じで、全世界で共通と言える事です。

 

 

ポジティブな言葉の罠

いくら言葉だけポジティブな言葉を使っても効かないのは、「自分はポジティブだ」と自己暗示をかけているだけで、実際には心に大きな負荷がかかって、ストレスになっているからです。

彼らはある日、反動で自虐的になったりネガティブな性格になるか、または誰かにポジティブを強要するようになります。自身を誤魔化して、ストレスに気づかないふりをしても根本的な解決にはなりません。

 

上記段落の「ストレスの乗り越え方」のように、ストレスに対する対策を具体的に用意し、対抗していれば、やがて心が慣れて許容できるようになっていきます。

 

ストレスに対する対抗手段はあらかじめ複数持っておきましょう。ストレスも一つではなく、様々な事が複合し、絡み合ってある日突然爆発してしまう事もあります。ならばストレス発散手段もたくさん用意してそれぞれ迎え撃てば、ストレスは自分で意識して減らせるのです。

 

最終的にストレスをうまく自分の人生のモチベーションに変えて、自分の人生を高めるために使えるようになりましょう。