今回は私の社会人としての経験から実感した自分が無能だと思っている人への考え方や努力による、ある程度の治し方を紹介します。

 

ある程度というのは、どうしても生来の性格が影響するからです。私は子供の頃から引っ込み思案で挨拶とかも苦手な人間で、マイペースでのんびりタイプの人間であり、作業系の仕事が向いていません。

 

実際クビになった事もあるし、短期バイト先でも「遅い」と文句を言われています。自分の中ではかなり速いペースのつもりでも、人から見るとやっと平均レベルに届くかどうか、そういったことが多い人間です。

 

そんな人間ですが、それでもかなり早くなったのか、同じように作業系のバイトの人達と一緒に始めた時期では平均レベルに落ち着くことが増えました。(以前は最下位に近い事がほとんど)

 

トップは取れなくとも平均にはなれる。私の体験が参考になれば幸いです。

 

筆者も作業が遅い人間のひとり

私は子供の頃、いつも図工や家庭科で最後まで居残り、放課後の補修を受けている人間でした。

 

勉強の成績も運動も中の下。サッカー部に所属して運動をしているにも関わらずです。

 

だから「将来はどこで働いても通用しないだろうなぁ・・・」と漠然と思っていました。

 

改善しようと少しでも動作が早くなるように日頃から意識して早くしようと考えて行動していました。

 

結局、何も変わりませんでした。社会人として働き出してもいつも他の人よりできない、工場などの作業系も一向にうまくできるようにならない、何度も派遣先が変わり、戦力にならないという事で当時の派遣会社から「紹介先がない」と言われました。実質クビです。

 

自分の仕事が遅くなる原因

  • 体力不足。
  • 栄養不足。
  • 睡眠不足。
  • 自己肯定感不足。
  • 必要知識や技能の経験不足
  • 実際に仕事に向いていない。

 

これらのうちのどれかです。上記5つは改善可能です。それでも仕事に適応する能力がないと感じるならその仕事をあきらめるか、違う会社を探しましょう。

 

体力不足、栄養不足、睡眠不足、自己肯定感不足

体力はウォーキングやジョギング。筋トレなどを行う。

 

栄養は肉と野菜をバランスよく摂取。特に鉄分や食物繊維は意識して摂取する。

 

睡眠は早めに布団に入るように心がける。癒し系のCDをかけておくのも効果がある。座禅を組んだり瞑想をすることも効果がある。

 

これらすべては、1日や2日で効果が出るものではありません。仕事から帰ったらすぐにどれかを必ず意識して一つ試しましょう。

 

必要知識、技能の経験不足

ひたすら日々続けて、慣れる事です。技能不足はひたすら実践あるのみ。

 

または自分の悩みと同じタイトルの書籍などを探して、実際に読んで参考になりそうな部分を実践してみる事です。

 

仕事の作業が早くなる方法

決断を一歩置いてためらう傾向にある人は、そのためらいのせいで作業が人より遅くなります。実際私がそうです。

 

この対策としては、失敗を恐れない(説教される事を恐れず挑戦する)、筋トレやジョギングで体力をつけて素早く動ける時間や「選択疲れ」を起こすまでの時間を増やす、作業の一つ一つを頭の中で時間を決めて行う。などの対策で大分早くなります。

 

実は作業や仕事の決断など、デスクワークも肉体労働と同様に体力を使います。事務作業も脳を使うので、体力がないと脳のカロリー消費量が多く効率が悪いため、脳も早く疲れてしまうのです。運動をすることでこれらの上限を伸ばすことができます。

 

工場の作業も事務や営業の作業なども、全ては体力次第です。体力があれば思考する体力も増えます。

 

しかし、それでも仕事先の要求条件を満たせない場合は仕事に向いていない、もしくは仕事先からの嫌がらせなどの可能性(自分より優秀になりそうな人が現れた事で、成長前に潰そうとする)があります。

 

その場合は他の会社や仕事を探してみましょう。場所を変えてもダメ、もしくは自分でも合っていないと感じたら他の業界を探すか、作業の中で得意な工程を一つ身につけておきましょう。

 

ストレスを仕事にぶつける

私は工場系のバイトをしている時に、「遅い、使えない。」と陰口を言われ続け、半ば怒ってヤケになって仕事をした事がありますが、逆に作業が早くなりました。

 

普段は真面目すぎて、必要以上に大事に扱いすぎたのが原因だと気づきました。

 

怒りによって部品などを取り出すのもやけくそで普段より乱暴なため、一つ一つの動作が早くなっていたのです。

 

作業系のバイトは熱意や真面目さよりも、いい加減でラフなくらいの方が作業が早くなるというのが私の体感です。

 

仕事の評価が人生の全てではない

働いていると忘れがちなのが、「何のために仕事をするのか」です。

 

仕事はあくまで達成したい事の「手段」であって、「目的」ではないのです。あなたの人生で達成したい、やりたい事があって、その「手段」が仕事や会社などです。

 

いつの間にか手段が目的に変わっていませんか?一度考えてみましょう。

 

仕事で無能と判断されたからと言って、自分が無能だと決めつけるのは早計です。そもそも無能も有能も勝手に誰かが判断する事であって、自分で判断する事ではありませんし、それが人間として劣っている事にはなりません。

 

仕事の評価は本当の自分の評価ではないという事を忘れないようにしましょう。

 

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