人生において、「慣れる」という行為には気をつけた方がいいです。

 

この「慣れ」が常態化すると、人生で友達もお金も仕事も、およそ考えられる大切なものすべてを失くすことにつながります。人生がめちゃくちゃになる原因の一つです。

 

「慣れる」とは、相手に負担をかけさせる行為

人間関係での「慣れる」は、良くも悪くも、慣れるという行為は相手に自分の負担を一方的に押し付ける行為だという事です。

 

特におとなしい人に「慣れる」事は絶対に止めましょう。

 

言いたい事を言えない人に押し付ける事が慣れると、相手の怨みを買う事になります。

 

私の実体験ですが、私自身は子供の頃は大人しい人間でいじられ役でした。とても嫌でしたが、言いたい事を言えませんでした。

 

小学校から高校までの知り合いとは誰にも会いたいと思いません。嫌な思い出はいつまでもやられる側には残ります。現に高校卒業後、20年経っても私の中に残り続けています。

嫌な記憶ですが、「弱い自分があるから今の自分がいる」と考え、現在の自分の土台の一部になっています。

 

「慣れる」事で起こるトラブル

「慣れる」という行為には様々なトラブルが起こります。ほとんど悪い事が起こります。

 

  • 人間関係の悪化
  • 見捨てられる
  • 怨みを買う
  • 離婚
  • 破産
  • 事故
  • ケガ
  • 死亡

 

「慣れる」を人に押し付けるな

人間関係の悪化で多いのが、慣れるという事です。

 

人間関係が悪化する原因として、あなたが勝手に「相手も受け入れてくれるから大丈夫だ」と自分が相手に押し付ける事に慣れてしまっているからです。だから相手の負担だけが一方的に増えていき、相手は我慢が増えます。

 

結果、相手はあなたを嫌うようになります。いじりやいじめの境界線が壊れる原因はこの「慣れ」によって、相手の許容範囲を侵害している事が常態化した事が原因です。

 

相手の許容範囲を侵害した事が常態化するとどうなるか。

 

慣れてしまったあなたはさらに相手の許容範囲を侵害し、自分の範囲を拡大していきます。

 

結果、あなたの行為はいじめとなり、相手は自殺に追い込まれたり、あなたが周りから見捨てられたりします。

 

「慣れる」という事に気づくのは、意識しないと難しいのです。

 

人間関係の慣れによるトラブル

たとえば相手が何も言わずとも察してくれるという勝手な信頼の押し付け。

 

人間は完璧ではありません。だから気づかない事もあります。そして気づかないと怒りだす。これはあなたが相手が察してくれるという「慣れ」を常態化させたために起こる事です。特に親や恋人はこの「慣れ」が原因で、人間関係の悪化につながりやすいです。

 

察してくれるという行為は、相手の善意であり、特別なのは相手の方です。やってくれない事が当たり前なのです。

 

なぜなら、これは日頃から人に気を遣っていないとできない行為だからです。

 

なぜか相手の善意を受け取る側が「自分は特別な人間だ」と勘違いをしてしまう方が多いのですが、これが大きなトラブルの原因の一つです。

 

人の好意や愛情が当たり前だと思ってしまう人。慣れてしまうと赤の他人にも押し付け、結果的にお店のクレーマーや、人に嫌われる人も多いです。

 

「あなたの存在が特別なのではなく、相手が特別な事をしてくれたからだ。」と自覚しましょう。

 

たまに甘えるのは問題ありませんが、甘える事に「慣れ」てしまうと人間関係の悪化につながります。気をつけましょう。

 

慣れるを良い事に使うように意識しよう

「慣れる」という行為は仕事の手順や遊びの手順など、あくまで自分の事柄だけにしておきましょう。

 

自分の「慣れ」を人に押し付けないようにすれば、人間関係のトラブルは減ります。

 

慣れるという行為の具体的な使い分け

私の人生の教訓ですが、「人に接する時はいつまでも慣れるな。自分の作業や手順には早く慣れろ。」と意識しています。

 

私の場合ですが、人間関係は基本的に慣れないようにしています。親しくなったからと言って敬語を止めたりする事はありませんし、職場では年下相手でも常に敬語です。

 

トラブルの元になるからです。私も完璧ではないので、うまくできているか不安を感じる事もありますが、なるようにしかならないので、特に深くまで考えないようにしています。

 

この記事を読んだ皆様も自分の行動や言動を見直してみてはいかがでしょうか。もしも思い当たるところがあれば、今から一つだけでも治すように心がけましょう。