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私の人生では色々な事がありますが、その中で最も人を警戒するべき時期というものを紹介します。参考になれば幸いです。

 

お金が欲しいと思っている時期

お金に困ると「手っ取り早く儲けたい、楽して儲けたい。自分なりのやり方で成功したい」と考えるようになります。そしてこういう事を考えていると、ある日そのきっかけとなる情報が入ってきたりします。

 

中には法的にグレーなものがあったりするので、そのような事はしない方がいいでしょう。その場合、心の中になんとなく引っかかる事があるかもしれません。その時は止めた方がいいでしょう。心の直感に従うと、心は生きやすくなります。

 

長い間心が傷ついた時期

長い間心が傷つくと、癒しを求めて色々な甘い言葉や優しい言葉ばかり聞きたくなります。理由は簡単で、これ以上傷つきたくないからです。そしてこのような状態の時には、悪い人に引っかかりやすくなるので一番注意をした方がいいです。

 

この場合、外で人に出会いを求めるのではなく、youtubeなどのカウンセリング動画などを見る事をおススメします。精神的に傷ついた状態で人との出会いを求めるのは、正常な判断ができず、内心怪しいと思っていても信じてしまう可能性があり、上っ面の言葉に乗せられやすくなっていてかなりのリスクになります。

 

大金などを手に入れた時期

思いもかけない大金を手に入れたら人に話したくなるものですが、基本的に止めた方がいいです。普段の人付き合いをしていて、信用している友人だったとしても、金銭ばかり要求したり、いくらの相続なのかなど、しつこく金の話ばかりするようになる事もあるかもしれません。

 

こういう人達の根底にあるのは「あいつだけズルい」という嫉妬の感情ですが、「相手が恵まれる=自分が相手より劣っている」 という思考になり、悪意に変わる人がいるのです。

 

私の近所の老人達がこういうタイプでした。近所のおばぁさんたちは私が子供の頃からずっと知っている祖父母のだからの知り合いも多く、引っ越した後も定期的に学生時代は母の実家へ帰って、夏休みや冬休みは毎回祖父母の家で過ごしていたし、大学も祖父母の家から通っていたので、人生の半分は母の実家(現在の相続した家)で過ごしています。

 

私の母の実家の相続時、近所の人達は、表向きはこれから一人で生きる私を心配している素振りをしていましたが、相続が終わって数か月後には、近所中で私一人をターゲットに陰口悪口、無視などの嫌がらせが始まりました。

8年経った今は、私は犯罪者や不審人物扱いされています。

 

人間関係はお金によって崩れることもあるのです。こればかりはどうしようもありません。仮に知らなかったとしても、知ったら友人ではいられなくなるという事もありますので。その時は自分が新しいスタートだと思って、出会いと別れの流れに任せましょう。

 

全ての時期に共通の警戒方法

自分が深く傷ついていたり、辛いと感じている時は、人を信用しない事です。たとえどんなにいい人で疑うのが申し訳ないと感じても、心を人に傾けようと考えないでください。自分が傷ついている時というものは、最も心の隙間が大きい時です。

判断を誤りやすい時期だと最大の警戒をしてください。仮に判断を誤っても、それは自分の責任だから自分が主体となって解決する事を意識してください。

 

私たちは現実に生きています。「自分が傷ついた時に誰かが助けてくれる」という妄想は捨ててください。そんな事があるのは漫画やアニメ、ドラマなどのフィクションだけです。

 

たとえば自分が酷くいじめられるなどの自尊心を著しく傷つけられた時に、偶然出かけた先で美人や美男子と知り合うなどのラブロマンスは存在しません。内心分かっていても、皆さんは無意識にそんな状況を頭の中で望んだことはありませんか?そんな状況が叶った時こそ最も他人を警戒すべき時です。

 

それに、本当に良い人の場合は自分が拒絶しても、遠くから見守ってくれます。本当に自分を心配してくれる友人は、短期間に何度もアプローチをかけないものです。なぜなら相手が冷静になるのを待つから。だから、短期間に親しくなろうと接触の増える人は絶対に信用しない事。相手がなにか、「自己の願望を満たすための狙い」を持って接してくる可能性が高いからです。

 

あくまでもこれは私の人生の経験則なので、人によって状況が異なるかもしれません。

 

ですが、私はこれで一度も大きな詐欺や洗脳にハマるという事には遭遇していませんし、そのような状況から漫画でよく見る、困った時や傷ついた時に手を差し伸べてくれる友達などという幻想が叶った事も一度もありません。自分で考え、立ち直ってきました。必要なら友人や他の人に意見を求めるのも自分から行ってきました。

傷ついた時に誰かに助けてもらうまで待つのではなく、助かるために自分から動く。これが人生で洗脳や詐欺に遭いにくくなる処世術です。

 

私が人生で一番深く傷ついた時期が、相続後でしたが、幸いな事に遺産のおかげで引きこもって傷と向き合える時間がありました。

 

人間の醜さを嫌というほど実感して、「もうやめてくれ」と心の底から願っても叶わず、人間という生き物の醜悪さ、世間や時代と噛み合わない自分の苦しみ、どうにもならない胸に穴が開いてしまったどうしたらいいか分からない渇き。

 

バッタリと寝転んで、その時期が続き、泣いても叫んでも誰も助けてくれない、答えをくれない非情な現実を受け入れ、後は自分で起き上がるだけ。

 

今、この自分を信じよう

私は確かに数年ほど人生を無駄にしましたが、「底までくれば上に登る事だけ考えればいいから、シンプルでいいな。」とある時逆に開き直ったのです。だから自力でほぼ引きこもり状態から普通の無職まで戻ってきました。短期バイトの繰り返しですが、まぁ自分一人の生き方なら何とかなります。

 

己の身一つで立ち直る意識を持つことで、将来職も家も全て無くなったとしても、「未来の俺ならそれなりに人生を楽しく辛く生きられるだろう。」と、一種の未来の自分への信頼みたいなものを感じています。ホームレスになったとしても案外人生の楽しみ方を見つける気がします。(なりたくはありませんが、その時が来たらの話です。)

 

自分の周りに最後まで残るものは自分だけです。この世に生まれた時にこの体に自分が宿り、亡くなる時も自分がこの体から離れます。生きるのも死ぬのも最後に残るのは「今、この自分」です。

 

死後の世界に続きがあるなら死後に考えればいい。仮に存在せず、死後は無になるとしてもそれはそれで問題ありません。無だから苦しみも喜びもそもそも自分すらも存在しないのだから終わりです。

どちらにせよ「今、この自分」を生きればいい事に変わりはありません。シンプルでいいですね。