ムカつく相手との近所づきあいですが、考えない事が一番です。相手が視界に入っても、相手の声が聞こえても考えない事。考えても頭の中に存在を残さないようにする事。

 

ではどうすればいいのか、私が現在実践している方法を紹介します。

 

悪霊として対処する

ムカつく相手の対処方法、それは、相手を悪霊として対処する事です。

 

相手を「○○さん」という一人の人間として見ていて、この人の行いに腹が立つのなら、より抽象的な存在に記憶の中で変えてしまえばいいのです。

 

だから、悪霊にすればいい。悪霊という不特定多数でどうにもできないものに認識を変えてしまえばいい。そうすれば相手に自分がいつまでも負の執着をしないで済みます。

 

ムカつく相手の事を考えていると、当然ですが、頭の中はムカつく相手の事を想い続けて一杯になります。しかもいい想いではありませんので、日常にも悪い影響が出ます。

 

頭の中で感情を抑えて冷静にするなら、個人や特定の個体ではなく、「悪霊」として抽象的なものに変えた方がいいのです。ムカつく奴の事を頭に思い浮かべてしまうのは、自分のやっている事なので、止めるためには、自分が相手の事を考えないようにするほかありません。

 

「特定の個人」を「敵」とみなすと、自分が抗う相手が具体的になりすぎて、頭から離れなくなるのです。これはおそらく自分を脅かす「ストレスの対象」を排除しなければ自分が安心できない、という動物的本能が関わっているように思えます。

 

本能とは原始的な脳、すなわち感情の事です。感情の制御には、加害者たちを「悪霊」というあいまいで未知の概念にする事で、本能が「わからずに動くと危険だ!」と感じるようになり、冷静になります。自分の人生を狂わせるような衝動的な行動を防ぐのに役に立ちます。

 

もちろん悪霊に対抗するなら、霊能力者の言うような悪霊対策をしておけばいいかと思います。

 

私は霊能力者ではないのでオーラも識別できないし、霊も見えない一般人ですが、感情を伴う行動なら一般人でも分かります。たとえば怒りでものに八つ当たりしたりとかね。

 

つまり悪霊に対する対抗策の除霊は、一般人でも十分効果があります。霊能力者にわざわざ頼る必要はありません。「相手の事を考えてしまう自分」を何とかすればいいのですから。

 

外出する気分転換をいくつも用意すれば十分です。

 

ムカつく奴の事ばかり考えるとどうなるのか

実体験なので身に覚えがありますが、ムカつく奴の事を日常的に考えていると、日常的なミスが増えます。ミスが増えたのは相手の事を考えているせいなので、ますますイライラして相手が頭から離れなくなる悪循環です。

 

そのうちストレスが限界を迎えて、気づいたら心の中で考えていた独り言を喋っていたりします。そうなるとこちらがどんなに悪くなくとも「頭のおかしな人」扱いされてしまいます。

 

だから、人ではなく、「悪霊」として受けた嫌がらせを捉えるのです。いじめ加害者は悪霊に取り憑かれていると考えればいい。

 

もちろん除霊なんてしなくていいです。あなたはあなたの人生に集中して相手達など放っておけばいいのです。

 

加害者の事は、加害者の周りの連中に丸投げすればいいのです。止めなかったり加担した連中なのだから、彼らの責任として加害者を引き取ってもらいましょう。

あなたが加害者たちにしてあげられることは何もありません。さっさと加害者たちの事を忘れましょう。

 

でないと加害者に会っていない時まで、いつまでも頭の中に加害者が干渉したり、される事になります。嫌な相手をいつまでも考え続けて自分の人生がおろそかになる。これほど無駄な時間はありません。無駄にした私が言うのだから間違いありません。

 

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉の真意は、ひょっとしたら被害者の心を守るためだったのかもしれませんね。

 


 

私は霊能力者ではありませんが、人の感情が生み出す強力な力は実感しています。昔は漢字一文字で各感情を表現していましたし、4つという決まりはありませんでした。

 

現代人は狭い型にハマりすぎて、柔軟な思考を失いつつあるのかもしれません。選択を狭めれば一つの事を伸ばすことは可能ですが、拡張性が失われます。

 

現代は人がこの拡張性を捨てたゆえにギスギスしているのかもしれません。(だからいちいち多様性などを叫ぶ輩が出てきた。逆に言えば現在、この失われた多様性を「人質」として自分達のビジネスに変えようとしている輩が叫んでいるという事です。本来人が持っているものを「無いもの」として叫び、利益を得ようとする。物質ではないので線引きをいくらでも曖昧にできる分、転売ヤーより遥かに悪質です。)