最近、実は我が家も遺産相続で親族間の話し合いをしたのを思い出しました。

 

思い出したのが遅い理由なのですが、我が家の遺産相続の話は、毎回一言で終わっていたからです。

 

父「遺産いる?」

 

私「いらん」

 

はい、これが我が家の遺産相続の話です。私は父方も母方も含め、相続権利を毎回全部1秒以内に放棄してきた人間です。

 

母が亡くなった時に父から聞かれた時も「いらない」と答え、祖父母が亡くなった時も「いらない」と答えました。いずれも即答です。

 

私は母の形見を一つもらったのでそれで十分だし、祖父母の時もときどきお小遣いをもらったりして、貯まったお金でゲームを買って遊ぶのが楽しみだったのでいらなかったのです。

 

毎回私の遺産相続関連の親族の話し合いは、「お風呂空いたよ~」「は~い」みたいな簡単なやり取りで終わっていたのです。つまり、私の親戚や家の遺産相続で、私は一度ももめた事がないから、書くことがないのです。

 

私の場合、お金よりその時の楽しい経験や思い出があるとそちらで十分に感じてお金より優先してしまうので、「遺産を受け取りたい」とすら思っていませんでした。もうとっくに「思い出」をもらっているからです。

 

ちなみにこの考え方は、私が暴れん坊将軍や水戸黄門、ブラックジャックや美味しんぼなど、人情が話の軸になる物語を幼稚園や小学生のころから見てきたからだと思います。

 

まぁ、だからこそ皆亡くなって、相続人が一人になった私の母の家の相続後、その近所からのいじめは本当に想定外でした。まさか相続と何の関係もない人達からのいじめが待っているとは思いませんでした。

 

人間って本当に怖いですね。