都市伝説系では預言書と言われている日月神示。今回は私が購入して読んだ感想を書きます。参考になれば幸いです。

 

日月神示 謄写版。ちなみにAmazonで買いました。

 

この書籍は謄写版なので、自動手記をした岡本天明氏の日月神示の原文を妻の岡本三典氏が翻訳した日月神示を、現代人が読めるように漢字かな文字で文字起こししたものなので、他の日月神示関連の書籍と異なり(他のものは著者の独自解釈が入っている)、自動手記をした本人とその奥方の翻訳という、原本に最も近い内容になっています。

 

日月神示を読んだ感想

私が読んだ感想ですが、予言書というより、神の恩恵を受けるための方法を書いた、云わば「人生の攻略本」のように感じました。

 

信仰の仕方を忘れた人間達に、信仰の仕方を一から教えている内容と、人生を生きる際の心構え。そして何が起こるのかという内容と備えよという警告が書いてあります。

 

私自身が、今の世の中は理屈ではどうにもならないと感じていたのですが、その点についても書いており、私にとっては役に立ちました。

 

そして本の内容のわかりやすいものは実践し始めました。(食べる前に神様に食物を捧げるなど)

というか、この本を読んでいて、幼い頃に母方の祖母が行っていた事を思い出しました。

 

祖母は私が幼い頃、必ず小さな皿にご飯やおかずを盛っていたのですが、ある日、なぜそのような事をしているのか聞いてみると、「神様に捧げている」との事。ちなみに父方の祖父母もやっていたような記憶があるので、戦争を経験した世代には当たり前の事だったのかもしれません。

 

祖母はそのうち止めたのですが、私達が指摘したからかもしれません。まさか自分の代で、30年近く経ってから、日月神示を読んで祖母の行動の理由を知る事になるとは想像もしていませんでした。(母が言うには祖母には霊感があったようです。私は全く信じていませんでしたが。ちなみに私も母も霊感ないです。)

 

神仏に関して、私はスピリチュアル系の動画や本をエンタメとして話半分に見ているので、「たとえ神仏が存在しようが存在しまいがどちらでも構わない派であり、どちらにしても人生は続く」というスタンスだったのですが、この本の内容に関してはなぜか興味深く惹きつけられました。

 

一部の書籍の内容の例として、

 

  • 声に出して内容を読むことで、お前自身だけでなく、神々にも聞かせるように読むがよい。
  • 最初は身近なものをご神体として、神を信仰する事に慣れていけばよい。
  • 自分の事が出来ていないと、人の悪口を言う事になる。自分の心を常に改めよ。
  • 自分の事しか考えていないと行き詰まる。霊と調和せよ、人と調和せよ、食物、住居と調和せよ、世界と調和せよ。
  • 厳しい時代が来る。仕事に覚悟を持って励めよ。
  • 神の心を取り次ぐ役は、慢心すると誰でもすぐに替えるぞ。
  • この神示を読んで嬉しかったら人に知らせよ。しかし無理に勧めるな。世界の民は全て信者なり。信者の数を集めて喜ぶ神ではないぞ。

 

など、その内容は現代人にも通用する内容が意外と多いと感じました。

 

禅を学ぶ際の「初心者の心」に通じるものがあります。

 

読めない漢字や記号が合っているのかわかりませんが、一応巻末に索引があるので、読めない記号はそちらで仮で文字を当てはめてみたり、飛ばして読んだりしています。

 

少なくとも私はそこらのスピリチュアル本を信じるくらいなら、この本1冊を熟読して心身を磨くことに集中する方がいいと思います。

 

私にもなぜかは分かりませんが、この本には妙な説得力を感じています(笑)

 

他のスピリチュアル本で、「本に力が宿る」だの「本から声が聞こえる」だの読者の評判のあった書籍を読んでみても何も感じませんでしたが、「この日月神示から力を感じる」と誰かが言い出したら私は否定しないと思います。

 

私はこの本から「他の本にない何か特殊なもの」を感じました。あえて言うなら納得といった感覚です。

 

だから内容に従って声を出して読んだりしています(全部だと面倒だから時々ですが)。

 

あくまで私がそう感じただけなので、皆様が読んでどう感じるかはわかりませんが。

 

この本の内容が本当かどうか、私には信じてみるしかないので判断できませんが、都市伝説系の動画を見る際の楽しみが増えるので(不敬)、買ってよかったなぁと思いました。

 

A5サイズ約430ページの内容なので、読み切るまでにかなり時間がかかりますが(実は私も途中です)、興味を持った方は読んでみるのもいいのではないでしょうか。