自分自身の実体験から、自分のやりたい事を見つけたメリットを紹介します。参考になれば幸いです。
心の底からやりたいと思える興味を持つことを見つけると、人生は楽しくなります。
心の底からやりたい事が職業とは限らないものです。それに見つけた時には年齢条件によってやりたい仕事につけない事もあります。それでもやりたい事の派生ならできます。
私はテレビゲームが子供の頃の趣味ではありましたが、「何か違う。」と思っていました。おそらくクリアしたり、やり込んだら終わりで、次のゲームを始めるからでしょう。
そして、自分のやってみたいと思う事を色々試した結果、一番合っていたのがバードウォッチングでした。
本当にやりたい事は時間が過ぎるのが早い
私は本格的にバードウォッチングを始めるにあたって、測量野帳をつけ始めました。
最初は留鳥すら見分けがつかず、わからなかったのですが、今は鳴き声を聞いたらある程度の予測もつくし、図鑑が手元になくとも何の鳥かわかるものも増えました。
毎回野鳥の観察に出たら、家に帰ってきてご飯を食べて、図鑑を数種類開いて調べる。ふと時計を見たら夜中になっていた事もあります。
夢中になれる趣味でない場合は、最初の一歩が重いのです。
たとえば皆様の中でテレビゲームを持っていたら同じ経験をした方もいるかもしれませんが、まずコントローラを握ること自体が面倒くさい。電源を入れるのが面倒くさい。
ところが楽しくて夢中になったゲームの時はそんな事はない。
そんな経験をした方はいるのではないでしょうか?あの感覚と同じです。
私の場合、バードウォッチングに関する事は、夢中になったゲームと同じ事です。体が疲れていても、ちょっと調べだして気づいたら日付が変わる時間になっていたり。
twitterで流れてきた写真の鳥が気になって図鑑で調べたり、日常的に鳥を目で追うようになっていたなど、「気づいたらやっていた」という感じです。
以前、野鳥の測量野帳をつけ始めたと人に話したら、「すごい。努力したんですね。」と感想を言われましたが、その時初めて「ああ、人から見たらこれって努力しているように見えるんだな。」と気づきました。
「好きな事に夢中になるってこういう事なんだな」と、体感した瞬間でした。
本当にやりたい事は人と比較しない
人と知識の差を比較していません。勉強不足を痛感する事はあっても、勝ち負けは意識したことがありません。
比較自体がどうでもいい話です。野鳥に警戒されるので基本は単独もしくは少人数で無言行動です。(探鳥会など、野鳥や自然に興味を持ってもらう行事は除きます)
基本は全て自己管理と自己責任なので、登山やキャンプなどとほぼ同じです(自然に関わる事全般に言えますが)。自分自身の知識や経験といった地力が必要で、他人と競う余地がありません。
何よりも目的は野鳥の自然な行動の観察であって、人間は主役ではありません。
私の知識もまだ季節ごとに飛来する野鳥を完全に把握しているわけではないし、和名、英名などの学会で決められた名も覚えていません。
鳥の各部位の名称やそれぞれの習性も、覚える事はたくさんあります。
目当ての野鳥もいつも見つけられるとは限りませんし、だからといって野鳥の生態を壊してまで知識を得ようとは思いません。なので少しずつ、機会に恵まれるのを知識を貯めながら待ち、基本は単独で自分のペースで地道にやっていくつもりです。
他の事があまり気にならなくなる。
私は趣味を見つける以前までは、近所からの嫌がらせや偏見、差別がかなり気になっていましたが、今はほとんど気にする事は無くなりました。
時々環境や状況によっては爆発する事はあれど、その原因は大抵は睡眠不足や外出が不足していた事が原因で、すぐに把握できるし、改善に移れました。
私の経験している嫌がらせやいじめを記事にする頻度が減っていきました。以前は思い出すたびに記事の内容から脱線する事もあり、自分でも自覚していましたが、今ではそこまで記事の内容から毎回脱線するほど書かなくなりました。・・・多分ですけど。私の主観なのであまり当てにはなりませんが。
まぁともかく、日頃からそこまで近所が気にならなくなりました。
私が今でも自暴自棄にならないのは、趣味によって自分の心が充実している事も理由の一つです。
人から嫌われても、自分の心に自分の居場所は作れます。仮に失っても、また自分で新しいものを作ればいいのです。趣味を持ったことで自分の居場所の作り方はもうわかっています。
他の事にも興味を持つようになる
私は最初は野鳥にだけ興味を持っていましたが、野鳥の止まる木や、木の実、探しに行った時によく見かける草花などにも興味を持ち、植物関連の図鑑も少し増えつつあります。
野鳥の観察に使う単眼鏡から、光学機器や天体観測にも興味を持ちました。デジカメでの撮影も始めました。やりたい事が派生して増えていきます。
特に単眼鏡や双眼鏡は固定倍率なので野鳥の識別ができない事も多かったので、野鳥の学習もメチャクチャ捗ります。写真にもこだわりたくなってきます。
家の近所の河原を歩くだけで午後から夕方まで時間を潰せますし、買った図鑑や測量野帳を片手に野鳥や植物を観察しています。近所の河原すら季節ごとに色々な姿を見せてくれて、飽きないです。
他にもPCゲームで遊んだりする際に、コミュニティや攻略情報の英語を読むために、小さい英和辞書も近くに置いています。
このように一つの物事だけでなく、そこに関連する事柄にも興味を持ったりする事があります。また視野が広がっていくのです。
どんどん増え始める各種の図鑑。自粛していますが、文一出版のハンドブックシリーズのような、お手軽図鑑などはついつい買いたくなる衝動が湧いてきますw
初めて野鳥の図鑑を買った時の店員さんの言葉の意味がわかりました。
私「これ1冊あれば大丈夫ですかね?」
店員「あぁ、どうせ増えていくから気にしなくていいですよ。」
その言葉通り、どんどん増えていきますw
野鳥だけでも今年に入ってフィールドガイドに加え、識別図鑑、野鳥が食べる木の実ハンドブックが増えました。高い書籍は図書館行ってそこで確認したりしています。そこに加えて道端に生えている草花ポケット図鑑が増えました。
秋に入るときのこ図鑑が増えないか心配ですw最近は野鳥に加え、昆虫も撮影しているので、昆虫図鑑が増える事も心配ですw
工夫をするようになる
もう一つやりたい事が出来た時のメリットもあります。それは、工夫をするようになるという事です。
私が野鳥を本格的に興味を持った当初、手元にあるのは単眼鏡でした。スマホのカメラでは解像度も期待できない。何より自分の観察眼を養わなければ意味がないと思い、測量野帳を買って記録をつけるようになりました。
特に汚いページです。絵心がなくとも特徴をメモして家で図鑑を開いていました。最初は図鑑を開いても、野鳥の名前も科目も見当すらつかないので、本当に時間がかかりました。
今年の1月からずっと測量野帳をつけています。今後はデジカメで撮影もするので家に帰ってからの識別はずいぶん楽になります(留鳥ならほとんど覚えたから問題ない)。
測量野帳をつけないで観察した日も多々あります。近所のマイフィールドはあまり書かなくなりました。サボってますねw
現在の私は中古の安くて古いズーム型コンデジを買って(2万円で買いました)、野鳥や他の撮影技術を磨いています。
私がズーム型のデジカメを求めた理由の一つが、「より細かく野鳥の判別をして知識を増やしたいから」です。
たとえばハクセキレイ。一見するとメスに見えますが、撮った画像をよく見ると(ブログの画像だと分かりにくい)顔に黄色みがあるので、1年目の若鳥だとわかります。固定倍率の単眼鏡や双眼鏡ではここまで細かく見れないのです。
細かい知識がまだまだ身についていないと学習しました。
何も成果はなくとも情報は手に入る
最初はお金も機材もないのでどうしようか迷っていました(遺産はあるけど、欲しいもののためにむやみに使うものではない)。なので、手持ちのスマホやデジカメのズームを使ってまずは試したのです。
結果はもちろん予想通り、何が移っているのか判別できないくらい酷い画像でした。
しかし、撮影場所の把握、日光や他の観光客、手ブレの大きさ、他のバードウォッチャーの状況などは知る事ができました。
約10年前に買ったデジカメ。当時のiPhone4sと同等くらいの性能。ズームも通常も一枚も野鳥は撮影できなかった。しかし写真は取れずとも、必要なカメラや状況などの情報は入手できました。
ズームのデジカメは必要。しかし新品は高いし、もしかしたら自分が飽きるかもしれない。
そこで私は、自分の決めた信条を曲げて(相続後は中古は絶対買わないと決めていた)、ネットで中古2万円の11年前のデジカメを買って、早めに経験を積む事にしました。
単眼鏡では日光に反射する青い背中しか見えず、鳴き声は聞こえても近くで見えなかったカワセミ。たまたま近くの川に止まっているのを見つけました。カメラのおかげで家に帰っても図鑑を見ながら特徴の把握ができます。こんなにアップで撮影できました。あとは撮影技術を身につけたいですね。
中古カメラの液晶の右側が焼けて画面が黄色いのですが、データ自体は問題ありません。本体の下部に粘着テープの跡?みたいなものもありましたが、自分で除去し、本体は液晶画面以外は、一目見ても中古品とはわからないくらい綺麗になりました。まずはここから始める事にしました。
このように本当にやりたい事をやる時は、機会を待つのではなく、自分から機会を作って工夫するようになります。この経験は、他の状況でも役に立つようになります。
今の私の目標は、働いてもっとお金を貯めて新品の良いカメラを買う事と、撮影技術と野鳥の知識の向上です。
心が満たされるし、生きる目標ができる
私は以前は、なんのために働くのか、心にぽっかり穴が開いていて、いくら子供の頃から探しても、どこか地に足がついていないような、そんな感覚に悩まされていたのですが、今は自分が見つけた趣味のおかげで、心に穴が空いたような感覚からは解放されました。
やはり実際に試しに行動してみる事が一番の近道だと実体験で学びました。もちろん犯罪行為はしていませんし、犯罪に該当する事を自覚したうえで最初から趣味にするのは論外です。犯罪以外の趣味や生きがいを探しましょう。
私はまだまだ野鳥について詳しくなりたいし、撮影技術も向上したいと考えています。植物にも興味が湧いているからまだまだ自然に関する知識も身につけたい。野鳥だけでなくいろいろなものを撮影したい。
40歳目前ですが、今が一番人生で心が満たされています。
というわけで再びバイトを入れ始め、長期で働くことも意識し始めました。
期間が空いても、また続ける
一時期ゲームに再びハマりましたが、野鳥観察に戻ると始めた頃と変わらないです。
「一度やらなくなったらそのままずっとモチベーションが上がらなくて、やらなくなる」という事にはならないのです。期間が空いても、再び情熱が戻ってきます。
だから、自分の中で興味が無くなる心配はしていません。
社会貢献を意識するようになる
これは私が独身中年だからかもしれませんが、バードウォッチングに自然公園に行って、子供達がはしゃいでいるのを見ると、「彼らや彼らの次の世代達にも自然に興味を持ってほしい」と思うようになりました。
そのため、出かけた先で、時々ゴミ拾いなどをして帰るようになりました。
特にガラスビンの破片などは私自身がサイクリングの趣味もあって、自分も他人もケガをする危険があるので優先的に拾っています。さすがにこの時期のハエがたかっているのは持ち帰りませんが。
また、絶滅危惧種である野鳥の調査や、次世代の鷹匠の育成などへの寄付をしたり、県内の子ども食堂へAmazonギフトを通じて食料の寄付をしたりしています。
私自身が生涯独身の予定なので、私の代で終わりますが、これからの日本で引き継いで生きていく人達は大変です。自分の子孫は残さない以上、これからの世代達の事を考えるようになりました。では次の世代や残っていく世代達に私は何ができるのか、そう考えて、毎月1000円ほどの寄付や、それ以外にもクラウドファンディングなどで時々寄付をしています。
自分自身よりもずっと長生きする自然を、自分の次、さらに次へと世代達に大切にしてほしいと考えています。
活動家のようにテロ行為はせずに行うので、今の日本政府が行うように無理に強行する場合は止められない事もあるでしょう。
それでも、声を上げなければより加速的に自然が失われ続けるだけです。一人の人間として、理性的に自然保護に協力していければいいと思います。
まぁ自分の生活に無理がかからない範囲でやっています。
私はこうして生まれて40年でようやく見つけましたが、おそらく学生の頃にいろいろ積極的に行動して、やりたい事の精査をしていれば、もっと早い段階で見つけられたのではないかと思います。そうすれば選択肢ももっと増えていました。
今さら後悔しても時間は戻らないので、これからを楽しむ予定です。
こうして生きがいができると、わざわざ自分を貶してきたり傷つけてくる連中への恨みも薄れるし、自信がつきます。精神的にたくましくなり、運も良くなるのでいいことづくめです。
皆様も自分を捨てずに、色々試して合いそうな趣味を見つけましょう。人が心の苦しみから解放されるのは、目標を持って生きる事、夢中になれる楽しみを見つける事だと実感しています。
私自身もあの世で家族と再会した時に楽しい土産話をしたいから、楽しく生きる事を意識しています。
他人から不当に差別や誹謗中傷をされても、人を恨んで自分の人生を犠牲にせず、幸せに生きるためにも、「自分のやりたい事」を積極的に行動して見つけましょう。
ありがとうございます!ただ、意識が戻っただけで会話できるほどではなく、まだ深刻な…
お父様の意識が戻られたようで良かったです! やりたいことは、どんどんやった方が良…
こんにちは。ありがとうございます。
こんにちは。自分の健康と安全を第一に、ゆっくり休んでくださいね!
コメントありがとうございます。 「悟空ならこういう時どういう考え方をす…
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