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今回は人間として生きていく中で、本当に大事だと考えている事です。参考になれば幸いです。

年を取るにつれ、「相手に負けてたまるか」という意識を持ったり対抗心を持ったりする方、若者に負けてたまるかという意識を持つ方がいます。

私にはそれはすでに負けているように見えます。自分の若い頃と張り合うならまだしも、世の中には本当に無関係な若者と対抗する人がいます。年を取って何をやっているのかと呆れてしまいますが。

戦う相手を間違えるな

戦う相手は目の前の相手ではありません。目の前の相手に投影している自分自身のコンプレックスです。

相手を見ていてなぜかイライラしたのなら、それはイライラさせた相手だけが悪いのではなく、自分の心にも原因がある事もあります。

過去のあなたが世間や他人に対してコンプレックスに感じている部分と、現在目の前にいる相手が重なり、イライラしているのかもしれません。

例えば努力の末、今はハキハキしていて理想の自分を手に入れたとしても、オドオドしている相手を見たときに、かつての「オドオドした自分」を相手に投影して、心の嫌な部分を見せられた気分になったりして、相手に八つ当たりをしていないかなど、定期的に自分の心の棚卸しをしておきましょう。

一番大事な言葉は痛いもの

自分に必要な言葉はほとんどの場合、心にとって痛いものです。カッとなって大声になってしまったり、怒りを感じた経験などはありませんか?

そのような時は、自分の心を見直すチャンスなのだと、振り返ってみてはいかがでしょうか?

皆様が若い頃、偉そうな老人や人の意見を聞かない老人にイライラしたかもしれませんが、今のあなたは、かつて自分が嫌っていたような老人になっていませんか?

老人になればなるほど負けるが勝ちです。

もちろん、被害者になって得をしようという話ではなく、謙虚さを持とうという話だということを勘違いしないでくださいね。