目次

私の父は8月9日から脳出血で意識を失い、手術をして19日に意識を取り戻しました。

今回はその間に私が考えた事、行動などを紹介します。参考になれば幸いです。


病院に行く

まず父の入院している病院に向かいました。頭に包帯をしていびきをかいている父を見ました。

義母はずっと泣きっぱなしでしたが。私は肉体は案外元気そうな父に少し安心していました。

父の知り合いと連絡を取ったり病院からの説明を聞いたり

父の親戚、知り合いに状況を説明。保険関係の確認。

病院側からの説明などをスマホのメモアプリに記載。病院からの説明書、同意書の控えなどをA4ファイルを買ってきて全て収納。

問題が一つあるとするなら義母が外国人で日本語の説明ができない、専業主婦しか経験がないので自立しておらず、ほとんど何もできないという点でした。

埼玉から帰ってきた私に父の交友関係は分からないのですが、ほとんど私に丸投げでした。私は父のスマホの暗証番号を色々なパスワードから推測しロックを解除、そして連絡などの把握をして義母に説明。

手術を勧められ、意識が戻る可能性がある腫瘍の撤去の手術の説明と、事前に家族で決めていた手術に対する考えなどをスマホにメモして主治医に説明。

説明を受けた後、手術に同意。自分のスマホメモにも追記。こんな感じで情報を整理して、メモしていました。


神様に祈ったり遊びに行ったり

集中治療室に入っているので1日の面会時間はそんなに長くないため、時間は多くありました。

そのため他の時間で何をしていたかというと、遊んでました(笑)浜松のかつての先輩と飲みに行ったり、自転車で観光地を訪れたりと。

日焼けするくらい遊んでましたw腹いっぱいになるまで食べてましたw

当然ですが、自分達が参ってしまったら父が目覚めた時に何もできません。私たち家族にできる事は、父が目覚める事を願いつつ、自分のメンタルをケアしながら普段通りの生活を送る事です。

ひたすら祈っても祈らなくても、時間は過ぎていきます。こればかりはどうしようもありません。意識が戻るのかどうかなど神のみぞ知る話ですからね。信じて待つだけです。

まぁ私の場合は母含め母方の親戚も含めれば5度目ですからね。さすがに慣れてくるし、残りは私一人なので覚悟もできているものです。

確率を上げるため、私は地元の神社やお寺に「父の意識が戻りますように。見守ってくださると幸いです。」と参拝して浜松を遊び歩いてました。

おかげで健康的に飲み食いしながら観光も満喫しました(笑)

神社で埼玉に帰る日にふと、おみくじを引いてみたくなって引いてみました。

結果は大吉で、「お前が思った通りに何もかも上手くいく」と書いてありました。私にとってこれも励ましになりました。

埼玉へ帰る日の見舞い時には「とほかみえみため」と「一二三祝詞」を何度か唱えて帰りました。場の良くない雰囲気が浄化される事を願ってです。

集中治療室で大声で唱えてたらただの狂人なので、「なんかブツブツ言っている?」と周りが聞こえる程度の音量です。


父の意識が戻った

父の意識が戻ったのは、私が埼玉に帰ってきてから2日後でした。意外と早かったので良かったです。

「これを機に義母も少しは心が自立してくれるといいなぁ」と思っています。

神様に感謝の報告をして、普段の生活に戻りました。

日頃から考えたくない事にも目を向けよう

当たり前の話ですが、生き物はいつか死にます。私もあなたも、いつか死ぬのです。そこから目を逸らしてはいけません。

少なくとも私は自分に都合の悪い事を神様のせいにするために信仰しているわけではありません。辛くとも自分の現実と"自分自身"が向き合うために神様を頼っています。「見守ってくれ」と。

もしも父の意識が戻らなかったとしても私は神様を呪ったり恨む事はしないつもりでした。いずれ来る現実が早まっただけの事。その時もまた今の私の現実と向き合うだけの話ですから。

親は現実的に考えて、子供より先に死にます。

だから私は父が目覚めた時、少しでも人間として成長した姿を見せて安心させたいと考え、サボっていた筋トレを再開しています。
どんな状態からでも人は一歩踏み出せるものです。