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自分が誰なのかわからない人の参考になれば幸いです。

「あなた」は生まれる時から一人じゃ何もできない

私たちは皆、自分から生まれたわけじゃありません。母親が力んで、病院関係者や産婆さんがこの世に取り出してくれました。

この世に自分から這って参道を通ってきた人はいません。必ず生まれる時は誰かに助けてもらっています。

一人で生きていくというのは最初から誰もできないのです。その「一人で生きていくという決意をしているあなた」に至るまでに、すでに一人では生きていないのですから。

生まれた時に誰かに助けてもらい、親に食事を与えてもらい、トイレの世話をしてもらい、身の回りの事を自分でできるように教わっている。

人間は生まれた時から多くの人の助けを借りているのです。

「死にたい」と言うのは、「この状況から抜け出したい」という事

死にたがっている人というのは、実は本心では死にたくないのです。

死にたくなるくらい今の状況が辛いだけで、環境が変わったり旅に出たりと気分転換をすれば治るのです。

自分で気分転換もしないで、他人に延々「死にたい」などと愚痴を言ったりするのは、ただの甘えです。その言葉を聞かされた人の気持ちを一切考えていません。

まずは自分で気分転換のための行動をしてから愚痴るかどうか考えましょう。

自分で何も行動せずに人任せに愚痴るのは、ただの怠け者です。

「あなた」はその肉体、思考へ至るために、それだけ外部と交流して発展してきました。人、文化、情勢、生活。それら全てが「あなた」を作りました。「あなた」はひとりでできているわけではありません。

「あなた」はもはや、固有に名前を持つ国なのです。

相手の侵略に慣れるな

いじめやモラハラ、パワハラは相手の侵略です。

相手の侵略に逆らうのに疲れて、受け入れているとしたらそれは現実と同じです。外国人の侵略を許しているという事になります。

本当にそれでいいのですか?自分の信じているものが、大切な物が塗り替えられていくのを黙ってみていて受け入れて、それでいいのですか?

別に暴力をふるえとか言っているわけではありません。侵略を受け入れなければいいのです。受け流せばいいのです。

現実と違って侵略されているのは「形のない心」なので、考え方次第でいくらでも対抗できます。相手からはあなたの心が見えないのでいくらでも隠せるし受け流せる。

受け流せないなら立ち向かってもいい。何度も立ち向かって負けても、場数を踏むから確実に強くなる。周囲の見方も変わってくる。


私の実体験だから言える事です。この事実が本当に後の人生に大きく響いていきます。

「あなた」は整形しても隠せない

たとえばいくら表面だけ化粧や整形で綺麗に整えても、美人だとも綺麗だとも思えない人がいます。なぜかわかりますか?

それは人の美しさが、人の表情に出るからです。普段は品のよさそうな笑顔をしているおばさんが、他人の噂話や悪口を話し出すと口元や目元が歪みます。「なんて表情で人の事を語るんだろう・・・」と。

いくら無表情が綺麗でも、お面をつけているだけにしか見えません。

人の心の中が醜かったら、結局は口調に体型、表情、話す話題などに出てきます。どれだけ表面だけ化粧を塗りたくって隠しても、整形で形だけ整えても隠し切れません。

日頃の積み重ねは体に表出するものです。

じゃあどうすれば人は停滞しないのか。簡単です。覚えていればいい。

「自分は今のままでいいのか?」と保留しておけばいいのです。あとはいつか、もう爆発しそうなくらいその気持ちが膨れ上がったら勢いのままに行動すればいい。

成功とか失敗とかじゃない。あなたの考えている事を表現しなさい。

意外と自分が考えている事を口にするのって、大ごとになりませんよ。自分だけがそういう大ごとになると思っているだけです。むしろ拍子抜けするくらい何も起こりません。

でも、自分の心の中には爆発的な変化が起こるのです。それが波紋を呼び他の人の心に変化を起こし、やがて大きなものになる事はあります。

それもまた、「あなた」なのです。罪とか罰とかじゃなくてただ「自分はここにいる!」と叫んで、自分のために歩いていいのです。誰かとぶつかっても歩き続けていいのです。