「腕立てですらこんな事で疲れるなんて・・・」愕然としても仕方ありません。コツコツやっていくしかありません。

 

逆立ち腕立てに興味があったので、試そうとするも、逆立ちは出来るけど、1回も曲げることは出来ませんでした。逆立ちも10秒いけばいいほどです。

 

「いずれ10回はやろう。」そう決めて、再び毎日に戻りました。

 

相変わらず、筋トレや「変化の一歩」以外は家事をして、ゲームをして、映画や読書をしての毎日でしたが、(働いている方々には毎日気楽で言いねと嫌味を言われそうですが)少しずつ、本当に少しずつ、「次はあれをやろう。」「次はこれをやってみたい。」と、自分の中に新しい望みがどんどん湧いてくる事を実感しました。自分の視野が、少しずつ広がっていったのを覚えています。

 

そしてある日、勇気の一歩を踏み出しました。家の雨戸を全て開けたのです。これは筋トレによって自信がついた事で、「最初の一歩」を踏み出し続け、歩き続けている成果です。

 

現在は換気のために週に一度は家の窓を開けることもするようになりました。(さすがに冬は寒すぎてあまりしませんが。)

 

そうして1ヶ月近く過ぎた頃、私は朝昼に出かけることを増やすことにしました。

 

社会に戻るためのリハビリの一歩目として、朝の通勤時間帯に電車に乗ってみることにしたのです。

 

しかし、さすがにこれは早すぎました・・・

 

結果、電車に乗って1駅ほどで強烈な吐き気に襲われ、3駅目で降りました。店はどこも空いていない、酔い止め薬を探すのも、家に戻るのも一苦労。朝7時の時間帯に乗って、途中下車し、家に戻ってこれたのは12時前でした。ものすごく疲れました。

 

ここで新たな自分の課題に気づきました。「日光に、人に、慣れていく事」です。しばらく休み、私はまずは、日中に近所のスーパーへ行くことを目標にしました。次回へ続きます。

 

おまけ:身につけたノウハウは一生の財産です。

2021年現在このブログを書いている最中ですが、コロナで緊急自粛宣言が出ている中で、ほとんど外出できません。しかし、「あの頃」の私とは違います。それは、当時を乗り越えたからこそ手にした私自身の力です。

 

私は何年も時間を犠牲にしましたが、今後の人生で一生使える引きニート状態を乗り越えるノウハウと自身の体験による実績、自信を手に入れたのは、お金で買うことの出来ない貴重なものだと感じています。

 

現在のコロナによる自粛中も、このノウハウを時々行っています。筋トレはサボりがちですが、今は逆立ち腕立てを7~8回出来ます。(一度地面に足をつけていいなら今でも10回以上出来ます。)身につけたものは、筋トレをサボって落ちても、元の回数まで体力を戻すのに、そこまで苦労しません。体は確実に覚えているのです。

 

「マッスルメモリー」で検索すれば分かりますが、遺伝子が体の構築を覚えているため、約15年一度も筋トレをしないなど、よほどサボらない限り、その遺伝子の記憶が完全に消えることはありません。私は1年以上筋トレを定期的に続けていたので、体力はほとんど落ちていませんし、つい先月と年始まで短期バイトをしていたので引きこもっても大して体力が落ちていませんでした。年を取ると難しいそうですが、一度も筋トレをしていない方よりノウハウと過去の実績を持っているので効果はあるようです。

 

私は一般的な社会のレールを何度も踏み外している人間です。犯罪こそしていないものの、人から見れば「クズ」と呼ばれてもおかしくはないのも否定できません。(否定はしないけど人に言われるとムカつくので怒りますが。)1から這い上がっては転がる事を何度も経験しています。私の自信になっています。

 

「世間、常識、普通、勝ち組、負け組、上級国民」・・・人々何かの枠に当てはめないと生きていけないのでしょうか?自分がそう名乗るのなら別に構わないと重います。しかし、わざわざ人にそんな枠を押し付けているのは疲れませんか?人は人だし、自分は自分でしかないのだと考えているのですが、どうもそういう考え方の人は私の周りにはいないようです。

 

話が逸れました。私は無意識に普段と違う事をし、気づいたらすぐスクワットを実行するなど、行動がとにかく早くなりました。「あの頃」ほどひどい状態に戻ったとしても、自分でまた立ち上がることが出来る自信とノウハウを身につけられたのは私の大きな財産です。